休日エンターテイナー ページ5
ー3日後ー
〈ジャックハートside〉
それから3日間、俺たちは本当に何事もなく時を過ごした。
リクルートに成功したり、失敗したり。
そんな毎日を過ごしていたから、次第にみんな彼女の事を忘れていたんだ。
そんな時、彼女は突然現れた。
まるで、自分の事を思い出せとでも言っているようにね。
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この日の俺は久しぶりの休日だった。
だからいつもとは違う服装に着替えて、メガネをかけて、適当な帽子を被って、夕方からパーク内をウロついていた。
何故わざわざ夕方からなのかと言うと、ただ単に午前中は寝ていたってだけの話。
それにしても、誰も俺に気づくものはいないなんて…素晴らしい。
なんてったって、ゲスト達に気がつかれないように歩くのは、まさにエンターテイメントだからね。バレたときが面白い。
とはいえ、休日くらいは ゆっくりしたいなぁ なんて考えているあたり、相当疲れているみたいだ。
ジャック『はぁーぁっと！』
だからおもむろにため息をついてみたりなんかして。
うーん、平和ボケww
でもそれではつまらない。
何か面白い事ないかな〜 なんて思いながら歩いていたら、建物の影に埋もれるように小さな人影を見つけた。
これは近寄るでしょ‼
俺は意気揚々と建物に近づいて人影を見つめた。
そこにいたのは黒いワンピースに身を包んだ女の子だった。
これは倒れているのか、眠っているのか…。
俺の国はワンダーランドだから、横になっている人を見ると、眠っているのかと言う発想が出てくる。
とはいえ、ワンダーランドで倒れていいるとしたら大抵は女王様のお怒りに触れて俺に首を切られた可哀想なトランプ達なんだけどww
でもここは人間界。
ワンダーランドに詳しい俺にはパッと見ただけで、その人が寝ているのか、はたまた倒れているのかが分かるわけで…。
ジャック『あれ？』
俺は疑問に思った。
なんだろう…何かが可笑しい。
ジャック『何でこの子、中間にいるんだ？』
突然、降って湧いてきた小さな疑問。
俺はもっとよく見てみようと、女の子に近づき、顔を見た。
そして息を飲んだ。
ジャック『…嘘だろ…』
そこにいたのは、あの時の不思議な女の子の姿だった。
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それからの事はよく覚えていない。
俺はその子を抱えて無我夢中で走った。
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スペード(プロフ) - いつも素敵な、作品を読ませてもらってます。更新、大変だと思いますがこれからも頑張ってください！ (2016年10月11日 21時) (
レス) id: b4e230976c (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - Jさんへ。ご指摘ありがとうございました。普通に入力ミスです。直しておきますね！これからもよろしくお願いします！ (2016年9月26日 23時) (レス) id: 5e03c6ee4b (このIDを非表示/違反報告)
J - 勘違いだったらすいません、saidじゃなくて、sideじゃないんでしょうか…。 (2016年9月26日 22時) (レス) id: 3245dff5ee (このIDを非表示/違反報告)
D&アニオタ - 私、ジャックハート好きなんです！ 更新楽しみにしてます！ 頑張って下さい。 応援してます (2016年9月6日 20時) (レス) id: e287c36ac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィオラ | 作成日時：2016年8月12日 11時
