疑問と鬼と救世主 ページ17
ー2日後ー
〈Aside〉
私が目覚めてから2日が経った。
長いような、短いような…微妙ww
だけど少し、ここでの生活にも慣れて来た。
それは、ここにいる皆さんが優しいおかげ。
本来なら、記憶を無くして、体まで弱りきっている人なんて煩わしいはずなのに…それでも皆さんは私を見放さないでいてくれた。
お陰で、まだまだ頼ってしまう部分は多いけど、それでも自力で生活が出来るようになっている。
本当に有難い。
ところが、こうやってここで暮らしてみると、疑問に思う事が幾つか出てきた。
例えば、皆さんの年齢とか、関係とか…。
その中でも、1番気になったのは仕事の事。
皆さん、何をやっているんだろう…。
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ー談話室ー
どうしても気になったその疑問。
答えを求めるべく、談話室へとやって来ると、見事に私以外が集合していた。
そんな中、私が入ると、さっきまでダルメシアさんと遊んでいたジャックさんが鬼の形相で飛んで来た。
ジャック『ちょっ‼
1人で起き上がって大丈夫なの⁉
まだ心配だから、起きるなら誰かを呼んで！って言ったよね⁉』
…突然のお説教タイム。
これには私も返す言葉が見つからない…。
A『う…えっと…あのぉ…』
ジャック『…何？
はっきり言ってくれなきゃ聞こえないんだけど』
そう言いながらジャックさんの怖い顔がどんどん近づいてくる。
A『うぅ…。』
最早これまで と思った瞬間、私の肩に誰かの暖かい手が乗っかった。
その暖かさにつられる様に後ろを見上げると、そこにはジャックさんとは真逆の、ニコニコしたマルフィさんが立っていた。
マルフィ『まぁまぁ、良いじゃないか。
彼女も自分で動こうと思えるまで回復したんだ。そこにその形相は美しくないよ？ジャック。』
そう言いながら、自然に私をソファーまでエスコートしてくれるマルフィさん。
そのエスコート & 怖い顔のジャックさんからの救済に感謝しつつソファーに座ると、今度はアップルさんが暖かい紅茶を淹れてくれた。
私の斜め後ろでは、マルフィさんがジャックさんをなだめて下さっている。
その様子が、なんだか居た堪れない…。
せっかく救済してもらったけれど、私はジャックさんに謝るために席を立った。
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スペード(プロフ) - いつも素敵な、作品を読ませてもらってます。更新、大変だと思いますがこれからも頑張ってください！ (2016年10月11日 21時) (
レス) id: b4e230976c (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - Jさんへ。ご指摘ありがとうございました。普通に入力ミスです。直しておきますね！これからもよろしくお願いします！ (2016年9月26日 23時) (レス) id: 5e03c6ee4b (このIDを非表示/違反報告)
J - 勘違いだったらすいません、saidじゃなくて、sideじゃないんでしょうか…。 (2016年9月26日 22時) (レス) id: 3245dff5ee (このIDを非表示/違反報告)
D&アニオタ - 私、ジャックハート好きなんです！ 更新楽しみにしてます！ 頑張って下さい。 応援してます (2016年9月6日 20時) (レス) id: e287c36ac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィオラ | 作成日時：2016年8月12日 11時
