うぶらぶ2 (ページ27)

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長尾「いや、駄目ならいいんですけど、、、」
『、、…いいよ…でも、なんでか聞いていい？』

そう聞くと、少し間を開けてから話しだした。

長尾「修学旅行いったら、、他の皆と差がつくと思って、、」
顔を赤くしながら、話す長尾くん。
こっちもこんなこと聞かれるのは初めてで恥ずかしい。

でも、自分も好きな人いたら同じようにするかもしれない

『ありがと、、教えてくれて…いいよ、ハグして』

自分でも何を言っているのかわからない。でも、してあげたいと思った。

長尾くんはにっこりと笑って、
長尾「ありがとうございます！」

と、ハグをしてきてくれた。

長尾くんから、すごくいい匂いがして居心地がよかった。
体温も、全部が、、

でも、それと同時に来た罪悪感。

長尾「修学旅行まで、まだまだあるけど楽しんできてください！」
『// ありがと』

抱いていた腕を離し、
長尾「嬉しかったです！」

またにっこり笑顔で微笑んでくれた。
笑顔の貴公子って言われるだけあるんだよね。。

『良かった(笑)』

少しだけ残る罪悪感を胸に、また歩き出す。

これで良かったのだろうか。

くるりと回転し、私の方を向く長尾くん。
長尾「じゃあ、ここで」
『あ、うん！またね』
長尾「はい！また」

手を振ってお別れをし、家まで歩く。

修学旅行の準備やなんやらで忙しくて別れた瞬間一気に疲れが出てきた。