うぶらぶ (ページ36)

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顔を下に向け、走りながら家に帰った。
目が腫れて赤くなっているとこをみられたくない一心で

家につき、自分の部屋に向かう。
部屋の中で物音が聞こえた。

え？怖い…泥棒？だれ？親いないし…こわい…

ゆっくりとドアをあける

駿佑「よ！」

…え？駿くん？なんで…合鍵とか持ってないよね？

『…え？』
なんでいるの？ほんと…？

駿佑「目腫れとるやん！どしたん？」

あ…そうだ…泣いて帰ってきたんだ。

『ちょっと…色々あって…』
駿佑「いじめられたん？」

なんで、そういう思考になるの？
私そんなにいじめられとるイメージ？

『ちがうよ…』
駿佑「そっか」
『なんでいんの？』

そう聞くと、言うの忘れてた。みたいな顔をして

駿佑「インターホン押したら、お母さんでてきてさ、今から出かけるから、Aちゃんの部屋で待っててって」
『はあ？最低…』

おんなの子の部屋に躊躇なく入れるの？
だとしたら、ある意味すごいわ

『要件は？』
駿佑「ん？」
『要件』

いる理由はわかったが…この時間に来るか？
今の時刻が18時。
この時間帯に来るか？と思うし…

駿佑「あ〜、」

そういい、要件を言う。