うぶらぶ (ページ28)

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屋台を一回ぐるってまわろう！という話になって、屋台を回った。りんごあめに、焼きそば、たこ焼き…いっぱいある…たべたい…

『なにたべる？』

いつもよりハイテンションで聞く。
なにか食べたくて仕方ない！

長尾「そうですねぇ、皆さん何食べたいですか？」

流星「たこ焼きよくない？」

あ、説明忘れてた…流星くんとラインをしていてだんだん私に慣れてきたのか、わかりませんが…敬語が少し抜けるようになった。

『ザッ、大阪って感じだね(笑)』
大吾「西畑も、たこ焼き食べたい」

長尾「なら、たこ焼き食べましょ〜！僕買ってきますんで、待っててください」

そう言って、列にならぶ長尾くん。いい子やな…率先して並んで

…流星くんが、ずっとこっちを見ているのに気がついた。なにか言いたいことでもあるのかな？
そう思い声をかける

『流星くんどうかした？』

目が泳いでいて瞬きの数が異常に多い。大吾くんも私も心配になる。

流星「………あの…ちょっと話せますか？二人で」

え？二人で…込み入った話だろうか？
大吾くんの顔色を伺う。そこには、今までに見たことないような嫌そうな顔をした大吾くんがいた。

流星「……先輩？」
『え？あ〜、えっと…』

どうしたらいいの？
大吾くんには言うことがなにかわかってるの？わかんないよ…どうしたらいいのか

長尾「買ってきましたよ〜！って、空気重！」

長尾くんが帰ってきた。帰ってきてくれて良かった…空気悪すぎたよね…多分

『あ、ありがと！』
大吾「おいしそ〜！たべよたべよ」
長尾「大吾先輩！待ってくださいよ〜」

このときの流星くんの顔を私は見ていない。いや、正確に言えば…見れていない。どんな顔をしていたんだろう…