うぶらぶ (ページ15)

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丈くんとのラインを終え、大西くんの方を見ようとしたときインターホンがなった。

ピーンポーン

母「は〜い。あら、駿くん！久しぶりね〜、また一段と背が高くなって…」

駿くん？駿…え？駿くんって！え？うそ！

駿くんとは、道枝駿佑。幼稚園からの幼なじみでよく家にきて遊んでいた。でも、もうお互い高校生ということもあり中々遊ぶ機会がなかったのに…なんで…？

母「Aなら部屋にいるわよ。入る？」

え？お母さん…入るってなに？はいる？わたしの部屋に？
は？バカなの？え？嘘！やばいやばい！どうしよどうしよ！

駿「あ〜、ならお言葉に甘えて。」

ちょっ！バカ！なんでお言葉に甘えて。なん？
まじで！！やばい。やばい！

母「Aの部屋に一旦居てもらっていい？ちょっと、お掃除するからね。すぐだから」

は？ねぇ〜、バカなの？汚いよ〜わたしの部屋汚いよ〜。
ね〜、女の部屋…

駿「わかりました。」

わかりましたじゃねぇ〜よ！

母「A駿くん、きたよ〜！あけるね〜」

あけるね〜。ってデリカシーの欠片もないな

『ちょ、まって！』

母「ささ、狭いところですかどうぞ」

まってくれないのね？ってかそれ、お母さんがいうか？
普通

駿「どうも〜。Aちゃん…久しぶり」
年上相手に名前呼び…まあ、いいけど…
幼稚園の頃から名前で呼び合っていたからなのか、今でも名前呼びだ。
『久しぶり』

母「ま、後は若い二人でごゆっくり〜」

『ごゆっくりやないわ！』
…あ、つい心の声が…

駿「笑笑全然変わってないね。Aちゃん」

『はぁ〜、なんかよう？』

なんで、きてるの？何勝手に入ってるの？

駿「なんで、きれてるん？」

『きれてないし…』

駿『ま、いいや……」

？どうしたんやろ…急に黙り込んで…
なんか…大事なことだったんかな？

駿「……」

『どうしたん？』
こう見えても、一様私のほうが年上なので…ね？大人の対応を見せてやろうじゃないの！

駿「ほんまに、しょうもないことなんですけど…」

『なに？』

駿「………Aちゃんって…その…」

なんだろ…え〜…わかんないな…
でも…わざわざ来てくれたから…なんか…それなりの用事だよね…

『ん？』

そういうと、駿くんは溜めていたつばを一気に飲み込み、一呼吸おいてから告げた。