うぶらぶ (ページ4)

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お昼ごはん…憂鬱な時間の一つだ。
友達という友達が私にはいない。

いじめがきっかけで女性恐怖症になり
友達ができにくくなっていた。

ご飯を食べる人がいないので、私は静かに教室を出た。
お弁当を持って体育館倉庫裏に行く

長「先輩！」

みんなが一斉に振り向く。私も足が止まる

長「A先輩！！」

私？！え？皆が私の方を見る。
怖かった。あんなに可愛くてかっこいい子が私のこと呼ぶなんて…
そのせいか、よけい注目を浴びる

『えっと…』
わかんない…だれ？
近づいてくる足跡
後輩？ネクタイが青色…ってことは…やっぱり後輩だ。

長「あれ？おぼえてないですか？」

『…』(こくり)

長「長尾謙杜です！えっと…一緒の部活のハズなんですけど…」

『ご、ごめんね。分かんなくて…その…部活しばらく行ってなくて…』

部活行ってないのになんで私のことしってるの？
って思う。

長「いえ、全然！あの…一緒にご飯食べません？」

その言葉を聞いて驚いた。
なんで…私なんかと…

『え？あー』
思わずでた言葉がこれだった。

長「誰かとやくそくしてますか？」

してないよ？してないけど…
普通に釣り合わなくない？
ってか、なんで私みたいな地味なのと…
こんなかこかわな子…

『いや、別に…』

長「なら、たべましょ！早くしないと、お昼休憩なくなりますよ！」

…！？

手を握られた…思わずかおをうつむせる…また、注目を浴びる。
そのまま走っている…
どこ行くの？とか、待って！とか…いえない…
ちがうところに集中しすぎて…

そして

ついた場所は、裏庭だった。