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08:訪問 ページ9

黒子からの予想外のお願い。

敵ではないとのこと…───…火神は迷ったが、直ぐに決めた。



「わかった…。俺はお前を信じる。お前が敵じゃないなら、カントクに話をつけてこい」



信じることを決めた。

選択ミスをしていれば自分達が危ないのにも関わらず。彼は黒子を信じたのだ。



「ありがとうございます…火神君」



頭を下げる黒子。火神は信じた黒子をカントクの部屋に案内する。

もう、黒子を疑う必要はないと火神は心に決めたのだから。











†††††











コンコンっと乾いた扉を叩く音が響き、中から若い女性の声が聞こえた。



「はい」


「カントク、ちょっといいっすか?」



「どうしたの火神君」



「黒子が話したいことがあるって…みんなに言いたいそうだ…です」



「……わかったわ。火神君はみんなを私の部屋に連れてきて。黒子君、先にはいっていいわよ」



「はい。お邪魔します」



扉を開けてなかにはいると、リコが眼鏡をはずして座っていた。眼鏡を机に置くと、先程と違う印象がよくわかる。



「いらっしゃい。そこのソファーに座っていてくれるかしら?お茶をいれるから」



「すいません…夜分遅くに…」



「いいのよ。黒子君が話をしてくれるのだから…私たちもちょうど話したかったのよ」



紅茶の香りが部屋全体に行き渡り、黒子の鼻を擽った。

多分、南西の地方の茶畑からとれた紅茶だろうて思う黒子。

そう聞いたことがあったから。








「カントク。先輩たちをつれてきたっす」



「ありがとう。みんなも入っていいわよ」



ガチャリと開けられた扉の向こうには、火神の他にも何人かが立っていて、何人かが入ってきた。

それは店の従業員と思っていた彼らで、歳は若い。







しかし、それなりの腕のたつ用心棒たちであるのがすぐにわかった。



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ミコト宮地(プロフ) - あれ…この話前niconicoで見たことある…初めのプロローグ。 (2014年10月13日 21時) (レス) id: 310942e7e1 (このIDを非表示/違反報告)
ののん*(プロフ) - とてもおもしろいです!心読み少女の夏休みも、更新楽しみにしてますね! (2014年4月23日 16時) (レス) id: 671cb3fac6 (このIDを非表示/違反報告)
びんこ - このお話が好きです! 頑張ってください (2014年4月19日 21時) (レス) id: a7e9759f2a (このIDを非表示/違反報告)
闇竜(プロフ) - とても面白いです!更新頑張って下さい! (2014年1月30日 18時) (レス) id: dccfe97d53 (このIDを非表示/違反報告)
ハリネズミ@まるてと。嫁(プロフ) - わぁ~新作ですね(*´∀`)!!!!楽しみにしてますヾ(〃'v'〃)ノ (2013年7月3日 21時) (レス) id: 1d5613e612 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゲームを作りたい月影 | 作成日時:2013年7月3日 19時

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