【ファンタジー】魔女の国の物語【黒バス】

00:魔女の国の話 ページ1

これは昔々のお話です｡




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とある国に一人の魔女がおりました｡


魔女と呼ばれた少女は不思議な力を使え､誰もが魔女と呼ばれたその少女を｡


"世界創成の魔女"としてて奉っていました｡



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しかし､魔女を奉り上げると言うのは魔女を国のために閉じ込めること｡


国の王様は､そんな魔女のことは気にすることなく過ごしていました｡



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自由を失った魔女はだんだん力が弱くなり､その影響で隣の国の王様が魔女の国を攻めてきました｡



誰もが戦火の炎を見つめ悲しみにくれ魔女に助けを乞いました｡



それを知った魔女はこれ以上､国の人や大切な人が傷つくのを見ないためにも…｡




創成の力を使い､5人の人の子に国を救う獣の力を与えました｡




5匹の獣たちは､国のために必死に戦いました｡



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しかし､生き残ったのは5匹の獣たちだけ｡



魔女は力を使い息絶えてしまい､敵味方の多くの兵士たちもみんな…みんな死んでしまいました｡


戦場に残された5匹の獣たちは悲しみました｡




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もとに戻ることのできない獣たちは､守った国の人から迫害を受け､それぞれが自らの土地を求めて姿を眩ましました｡




もうあんな争いを起こさないためにも｡

魔女の力のためにも…｡



その姿を見た人はいないと言われております｡




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5匹の獣たちはキセキの獣物と言われて今もその話が各国に伝わっております｡



しかし､獣たちは知らなかったのです｡




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死んだと言われた魔女の血のついだ子が生き残っていたと言うことを…───｡



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母親のように愛していた魔女のその子がいたことを…───｡


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