蟲柱と七不思議【鬼滅の刃】【地縛少年花子くん】

6不思議 ページ7

寧々side

源先輩、源先輩…いた！

やっと見つけた…

でも、まさか…

「あの、あの…」

赤い顔

細い足

まさか告白！？

「源くん…私…1年の時からずっと好きでした！！！」

キャーーー！！

だめっ、だめだめ！！

源「あー…」

ＮＯ！

ＮＯです！

先輩！

あとちょっとなのに_____

源「ごめん。僕、好きな子がいるんだ。ずっと前から好きで、どうしてもその子じゃないと…。だから、ごめんね」

先輩、好きな人がいるんだ…

衝撃な言葉に頭が真っ白になった

でもこれがあればそんなこと関係ないし…

"誰でもいーんだ？"

そんなこと…

パキ

ピキ

パキ

寧「え、何？これ…」

何故か私の腕に鱗ができ始めていた。

どうして？

寧「なんで？なんでこんなことになっちゃったの？」

私、あんなに頑張ったのに…

…違う。

ほとんど話したことも無い

名前を覚えてもらおうともしなかった

"花「今まで頑張ったんだから」"

頑張ったって何を？

見当違いの努力して報われるって思い込んで

しのぶにも迷惑かけて

こんなものにまで頼って、自分のことばっかり

私…

寧「自業自得だ、ぜんぶ」





花「みーつけた」

『寧々さん！』


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
胡蝶side

「危ない危ない。コチョウが見つけてなきゃ、あとちょっとで干からびるところだったよ」

『ほんとですよ』

久しぶりに焦りましたよ…

寧[息ができる…花子さんとしのぶ？]

花「ヤシロのために色々準備したんだぜー、気に入ってもらえるとうれしーな♪」

寧[これなに…？私どうなっちゃったの？]

花「じゃじゃーん」

効果音付きで鏡に寧々さんを移す花子さん

寧[ええーー！？なんで魚類！？]

花「喜んでる喜んでる」

寧[違う！]

花子さんは寧々さんが入っている水槽を机に置き口を開いた

花「言っただろ？代償が伴うって。ヤシロは人魚の呪いを受けたんだよ」

寧[それで私、魚に？]

『人魚の呪いって…こんなだったんですね』

花「もし、誰かに飲ませていれば、呪いは2人に分散されて薄まるから、カンペキにお魚にはならなかっただろーね。多少魚っぽくなるけど」

それって上半身魚下半身人間か、上半身人間下半身魚ってことですよね？

寧々さんも想像したのかいい顔はしていない

花「人魚の鱗は口にした者に呪いを授けるだけだもの。ただ同じ呪いを受けた者同士は特別な縁で結ばれるから、縁結びだなんて言われている」


全然ロマンチックな縁結びじゃないですね…

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