蟲柱と七不思議【鬼滅の刃】【地縛少年花子くん】

10不思議 ページ11

胡蝶side in女子便所

寧｢花子さん、花子さん…。

今日はもう帰らせてください！｣

花｢ダメー！｣

寧｢今日だけ！今日だけだから！｣

そんなにお願いして何か大切なことがあるのでしょうか…？

そうだとしたら帰らせてあげたいですね

私と寧々さんは絶賛トイレ掃除中です

花｢だーめ。これが終わったら頼みたい大事な仕事があるんだから。サッサと終わらせてもらわないと。ヤシロ。コチョウみたいに黙々と出来ないの？｣

寧｢そんなぁ…

花子さんの助手になって1週間
放課後から下校時間までひたすらトイレ掃除、トイレ掃除、トイレ掃除…

もうちょっとで校内中のトイレをまわっちゃう

それに関してしのぶは不満ないの！？｣

『え、私ですか…特にないですけど…』

花｢さっすがコチョウ｣

『まぁ寧々さんの気持ちも分からなくは無いですよ。部活に出れませんし』

寧｢そうよ！私たちは今が花の盛りなのよ！せっかくチャンスがやってきたの〜｣

花｢『チャンス/ですか？』｣

寧｢デートのお誘い貰っちゃった♡クラスで2番にかっこいい藤くんに！｣

藤…藤くん…

あ、そういえば…

『花子さん、私も一瞬抜けていいですか？戻ってくるので』

花｢コチョウはどうしてなのー？｣

『その藤くんに4時半に旧校舎の玄関に呼び出されていたんです』

ピシッと固まる寧々さん

どうしましたか？

花｢コチョウはゆるーす！でも帰ってきてよ｣

寧｢なんでしのぶはいいの！？｣

花｢日頃の行い♪｣









『すみません、待たせましたか？』

藤｢大丈夫！突然だけど…俺、胡蝶さんのことが好きです！付き合ってください！｣

寧｢(ガガーン！)｣

寧々さんと花子さんが物陰から見ていますか

第一私藤くんのこと、あまり知らないし関わったことないのですが

『ごめんない。私が忘れてるだけだったらすみません。私たち関わったこと…ありましたっけ？』

藤｢特には…｣

『では私のどこを好きになったと言うんです？』

藤｢…顔？｣

『お引き取り下さい。私は顔だけ見るような人は嫌なので。お友達から始めましょうか』

藤｢いいのっ！？｣

『はい、では用事があるので』

藤くんが旧校舎を出ていったことを確認して花子さんと寧々さんが隠れている物陰の方へ歩いていく

『花子さん、寧々さん、出てきてもいいですよ』

寧｢なんで断っちゃったの！？｣

花｢そこ…？｣

なんでと言われましても…

ねぇ？

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