蟲柱と七不思議【鬼滅の刃】【地縛少年花子くん】

1不思議 ページ2

胡蝶side

放課後、仲の良い友人"寧々さん"に連れてこられたのは旧校舎3階の女子トイレ

なんでも七不思議の花子さんを呼び出すらしいですね

『なんで私まで？』

寧｢私一人はコワイのっ！お願い！しのぶ！｣

『仕方ありませんね…』

噂話に過ぎない…とは限りませんし

鬼がいたくらいですから

もし寧々さんに危険があった場合は私が守れば大丈夫でしょうし

寧｢じゃあ…行くね｣

『私は横にいるので安心してくださいね』





コン コン コン





寧｢花子さん、花子さん、いらっしゃいますか｣


ぎぃぃぃぃ


？｢はーあーい｣

トイレの中から扉を開けるように手が出てくる

でも中には誰もいませんね…

『誰もいませんね…』

ほっとする寧々さん

？｢こっちだよ｣

寧｢ひっ！｣

『後ろですか』

寧｢きゃぁぁっ！！！｣

？｢くっ…くふふ…あははは！！大丈夫？｣

寧｢っ！｣

『ちょ…急に引っ張らないでください。それと私を前に差し出すのも』

寧｢しのぶは見えてないの！？｣

『いやちゃんと男の子が見えてます』

寧｢ちょっとは驚きなよ！？｣

驚けと言われましても…

鬼に比べれば可愛いものですしねぇ

？｢俺は怪異さ。

学園七不思議の七番目【トイレの花子さん】

はじめまして｣

寧｢あなたが花子さん…？そ…そんなのうそっ！

おかっぱは？

赤いスカートは？

しかも男の子だし…｣

花｢そーゆーの最近流行らないんだよねー

花子くんって呼んでもいいよ？｣

『怪異に流行りとかあるんですね』

花｢そ！俺は確かに男だよ。

でも性別以外は君達が聞いた噂通り。

何か一つを代償に呼び出した者の願いを叶える

君達にもあるんだろ？聞かせてよ、願い事｣

寧｢…本当にただの変態幽霊じゃないのね？｣

変態…幽霊…

『ふふっwwwww』

花｢もういいさよなら｣

あら、カナヲみたいな言い方ですねw

てかトイレの中に戻ろうとしてません？

寧｢うそうそ、男の子の花子さんかっこいい！｣

花｢かっこいい…

それじゃー、お名前と願い事をドーゾ！｣

寧｢『(意外と単純…)』｣

寧｢はいっ！高等部1年A組八尋寧々です！好きな人と今すぐ両思いになりたいデスっ！｣

へぇ…寧々さん好きな人と両思いになりたいんですか

誰でしょうかね…好きな人

花｢ヤシロね。願い事は恋愛成就と…。相手は？｣

寧｢2年の源先輩！かっこよくて頭も良くて誰にでも凄い優しい人！学園の王子様なのっ！｣

へぇ…王子様…

すみません…私…知りません…

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