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ふたりでいるとき、海人はあたしの小指を握ってくる。あるいはウエストのシャツの裾をつかむ。
手を繋ぐのはだいぶ前に禁止した。
部活終わりを待っててくれるのはありがたいんだけどね、学校外にもいる海人ファンから恨まれないための処世術。
やけにダラダラ歩くな。
パート練が早く終わったせいで外はまだ明るい。
「ダンスのレッスン行かないの？」
と聞いたら、
「んー。なんか‥だりくて。」
目がさまよっていた。後ろめたい証拠。
今のチームのひとたちとうまくいってなさそうだなとは思っていた。
スクールでもトップクラスの海人は大会のたびいろんなチームから声を掛けられるけど、個性強いひとが多いから、馴染むのに時間がかかるらしい。
「‥なんかあったの？」
と振ると長々しゃべりだした。
ふんふん適当に頷きながら、
「アイス食べたいからコンビニ寄って。」
と駅方向に誘導する。
コンビニ前でソーダバー一本食べ終わる頃には愚痴も吐ききったようなので、
「じゃーねいってらっしゃい。
今度の大会楽しみにしてんね。」
「え、Aここでバイバイしていーの？」
「うんあたし、自習室行くし。」
ひらひらと手を振ると海人はちらっと時計を気にして、
「じゃ、行ってくるわ。
聞いてくれてありがと。」
最上級の笑顔を見せて駅へ駆けて行った。
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かさを(プロフ) - Niina*さん» はーい。なんか久しぶりに感覚戻ってきたよ。岸くんの胸板、さわりたいよねー。 (2019年8月4日 1時) (
レス) id: e9dff60579 (このIDを非表示/違反報告)
Niina*(プロフ) - うおお！！ご馳走さまっす！(≧∀≦)スイカのみならずバックハグ＆ちゅーまで！！！胸板素敵ーーー(*´艸`*) (2019年8月3日 17時) (レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かさを | 作成日時：2019年7月31日 23時
