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二十八 ページ28

話し合いが終わった後、仙蔵に合図を送り、教室の外へ。
流石に廊下で排除は出来ないし、先生達にも報告しなければならないので態と(わざと)職員室の前を通り、ピロティへ行く。
あーあ、なんにも躊躇(ちゅうちょ)せずにホイホイ着いてくるなんて、

─『哀れなネズミさん』─


「…さーいて、さいて
桜の神よ
人の世に罰
()はおきぬ
顔見りゃ終わり
人の顔無し
化け物ありで
見た者消えろ
そこの居る誰」


「おーわれ、おわれ
(あやかし)の罰
桜の神に
告げる言の葉
弦を弾けば
(うたげ)を初め
弦をやめれば
(あやかし)怒り(いかり)
逃げる道無し」



仙蔵と共に歌い終われば、侵入者が目の前に。
その目は、何かに恐怖をいだいており、手に持っていた出刃包丁を落とした。
やがて頭を隠すようにして倒れた。
そして、動かなくなる。
しかしまだ、呼吸は止まっていない。
侵入者を縛って新野先生の居る『医務室』へと運び、何事も無かったかのように教室へ入り、授業を続けた。伊作達は話しかけてこなかった。




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作者名:なつりん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月7日 16時

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