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二十三 ページ23

タソガレドキ忍軍…ヤ クザ組長の雑渡昆奈門がAに金平糖を渡した頃、もう一人にも紙が届いていた。



「ッ…気付いて…居たのか。……」



私が受け取ったその紙には、Aをよろしくね、と 書かれていた。
よろしくね、か…



「…その一言で纏まれば(まとまれば)良いのだが、な」



「おい仙蔵!Aを慰める…泣き止ますの手伝ってくれ!」



「あぁ、分かった」



何もかもお見とうしなのだな。








──溢れ出す恋心を止める術は、もう、見つからない。──(──溢れ出す涙を止める術は、もう、見つからない。──)




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作者名:なつりん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月7日 16時

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