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「しょーりくん、起きて」




あれから二人して二度寝してしまったらしく、時計を見たら昼の十二時。そんなに寝てたの? とびっくりしてしまった。

隣で綺麗な寝息を立ててねている勝利くんを起こすけど、全然起きない。やっぱり日頃の疲れがたまってるのかな。本人も言ってたけど、久しぶりのお休みらしいし……。

ゆっくり寝させてあげた方がいいよね。途中からそう思った私は、勝利くんを起こすのをやめ、ベットからそっと抜け出した。今度はバレずに抜け出せてよかった。




「さて、と……。昼ごはんでも作りますか」




他にやることないし、朝も食べてないし……。パパっと作って勝利くんが起きてくるのを待とう。

よし、と気合を入れて料理中邪魔にならないようにゴムで髪の毛をしばったあと、始めた。




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作者名:ぴのん | 作成日時:2021年5月28日 8時

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