イケメン彼女 (ページ2)

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イケメン・１ページ2

安田side

安「A～、ちょおこっちきてー？」

「ん、どした」

黒いサラサラのポニーテール揺らしながらAがこっちにくる

Aといつもの七人は幼馴染で小さいころから一緒にいる

安「これ終わらんねんけど・・」

Aと村上君が図書委員やから死に物狂いで入ったのに

こんなにしんどいとは・・・

三年生なんか後輩に任してさっさと帰っとるし

「あー、そうね。私半分やるから」

そういって確実に半分以上資料を持っていこうとする

安「いや、いいで！？僕やるし」

「いや、いいの。高校入ってきて間もないのに大変よね」

そういってニコッと笑った

でも・・って言おうとしたら

「そうだ、章大」

くるっといきなり振り向くからびっくりして

安「ん！？」

っていきよいよくこたえたら

口元に人差し指あてられて

「みんなの前では先輩って呼ぶこと、いい？」

ってささやかれる

安「は・・・はい」

「はは、いい子」

そういって頭撫でられる

そして何事もなかったかのようにスタスタ歩いていくA

なにあれ・・・

イケメンかいな・・・

腰抜けてまうわ