転校生は本物の悪魔なようで

衝撃 ページ12

私はいつもより早く学校に登校していた。
　理由？それは、ただたんに朝早くに起きたってだけ。
　で〜。教室に来たんだけど…。
教室に来たときまではなんも問題なかったんだよ？
…でもね。
なんと…!!
まさかの…!!
　教室には鈴花しかいないんですよ。

昨日あの現場を目撃しちゃってますし…
気まずさといったらもうそれは言葉にできないくらいなものでして…
…てか、うちのクラスなんで体育系の部活の人が多いのさ？
先生！そこんとこちゃんと割り振ったんですか…!?

一人でそんなことを考えていると

「…ね。ふぶ…」
「ギャアアアアァ亜亞吾唖婀！！」

急に鈴花が話しかけてきた。
驚きのあまり、変な声が出たんだけど。

「…なに、そんなにびっくりしてんの！？」
「いや、ごめん。」

この状況だったら誰だってびっくりすると思うけどな。

「…昨日のアレのことなんだけど…。」
「…うっ。」
昨日のことを切り出してくる鈴花。
なーんか嫌な予感が…。

「…もう、変に隠してもあれだから、ずばっといっちゃうね。」
「はぁ。」
「実はね、私。」
「うん。」
「私ね。」
「うん。」
「…本物の悪魔なんだ。」
「へー、そうなん………ってはぁぁぁぁぁぁぁ！？」

今、この子なんて言った！？
何て言ったぁぁぁぁ！？

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