決勝トーナメント ページ25
駆け足で競技場に向かう。
リクリエーションは終了したらしくぞろぞろと生徒たちは観覧席へ向かっていく。
あれ、なんで?
もう次の競技の説明は終わったのだろうか?
全然状況がわかんねーんだけど・・・
やっべちょいと寝すぎたか
一瞬どうしたものかと迷ったが、立ち止まってても仕方ないため人の波に逆らわず観覧席へと向かう
・・・で、A組の観覧席はどこでぃ
きょろきょろしながらとりあえず足を進めていると少し遠くのほうから聞き覚えのある声が聞こえてきた
「あ、いたいた!」
「おーい沖田−!」
声をかけてきたのは切島と上鳴だった
内心ほっとしながらも表情には出さず二人のもとへ向かう
「お前どこにいたんだよ?組み合わせ決めの時いなかっただろ」
組み合わせ決め?
はてなんのことやらと首をかしげていると上鳴が口を開いた
「あ、さてはまだ知らねぇな〜?そうかそうか。じゃあしょうがないから教えてやんよ!」
にやにやとうざったい笑みを浮かべている上鳴にイラっときて足を軽く踏んずけてやった
まぁ軽くといってもかかとで骨のあたりをぐりぐりとやってやったのだが
相当痛かったのか涙目でその場を片足でけんけんとしていた。
切島は苦笑いを浮かべながら次の種目について教えてくれた
「次の種目は決勝トーナメントで一対一のガチンコバトルだってよ」
「へぇ、シンプルだねぃ。勿論個性の使用はオッケーなんだよな?」
「勿論だぜ!」
ほれ見てみ、とスクリーンを切島が指さす
そこにはトーナメント形式で対戦者の組み合わせが映し出されていた
ちなみに組み合わせはくじで行ったのだが、沖田は不在だったためあまりの枠に入れられていた
「一戦目は俺とだぜ沖田!さっきの借りは倍にして返してやらぁ!」
どうやら足を踏まれたことをまだ根に持っているらしい
「上等でさぁ。吹っ飛ばされる覚悟でもしてなせぇ」
「お前が言うと冗談に聞こえねぇよ・・・」
上鳴はヒエェ、と体を縮こませる動作をした
が、その目はこれからの勝負に好戦的な光をともしていた
〜おまけ〜
「そういやお前組み合わせ決めの時何してたんだ?」
「んあ?寝てた」
「余裕だな〜」
「沖田もリクリエーション参加すりゃよかったのに」
「かったりーだろ」
「「沖田らしいな!」」
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はんす - すっごく面白い!読み始めると止まりませんでした!続きください! (4月29日 20時) (レス) id: cd6e036ef6 (このIDを非表示/違反報告)
なつ。(プロフ) - 続きを恵んでください、、 (10月31日 20時) (レス) @page36 id: df0d73f107 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶*(プロフ) - 最近銀魂にハマった勢です!とっても面白い作品なので、続きがあればお願いします! (9月29日 10時) (レス) @page36 id: 6f7ecd9a26 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 続きをお恵みくださいorz (2022年1月20日 18時) (レス) @page36 id: 4cfd4dba47 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続きください!!!!!!!! (2021年11月15日 0時) (レス) @page36 id: 70f5cfe725 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蝶々 | 作成日時:2021年1月6日 14時