六遊怪･特攻隊長 ページ5
桑原「ひえ〜ことのほかリッチ。こんな大会ならなん度きてもいーぜ！！」
桑原がそう言った。
ホテルマン「失礼します。」
ホテルマンが入り、コーヒーを持って来た。
貴「(コーヒーか。紅茶がよかったな。あっでも咲夜のじゃなきゃ意味無いや。)」
Aはそう思い、コーヒーを飲んだ。
貴「(誰かの視線？)」
視線のした方を見ると、男の子が居た。
その男の子はコーヒーを見ていた。
貴「(コーヒーが飲みたいのかな。)」
Aは、幽助分のコーヒーを持ち、男の子に渡した。
男の子「⁉」
男の子は驚いていたものの、無邪気な笑顔でコーヒーを受け取った。
それを見て、Aも少し微笑んだ。
蔵馬「⁉おかしいぞ…………。カップがひとつ足りない。」
桑原「ん？いや、ちゃんと５つあったぜ。で、オレが飲まずにおいてあるから計算は………。」
蔵馬「だから不自然なんだ。幽助はまだ寝てるんだよ。彼の分がいつのまにかない！」
貴「私が………。」
３人はAの方を向いた。
貴「あの子に渡した。」
男の子の事を指した。
男の子は、コーヒーをズズ〜とすすり、飲み込んでいた。
桑原「なに−！！いつのまに部屋の中に！！」
男の子「へっへ。」
桑原「はじめっから部屋にかくれていたにちがいねェ。」
男の子「かくれていたなんてひとぎき悪いなァ。オイラちゃんとドアから入ったぜ！おっと、ノックは忘れたかな。あっ、そこの子はちゃんとオイラに気付いてたし。自己紹介が遅れたね。オイラ鈴駒。明日の一回戦でキミ達と戦う六遊怪チームの特攻隊長さ。」
鈴駒はそう言った後、Aの方に目を向けた。
鈴駒「そういえばさ、キミが着けているのって、『世司三種の神器』だよね。じゃあ、キミが優勝賞品なんだね！」
貴「どういう事。」
鈴駒「あれ、何も言われてないの？世司三種の神器自体が優勝賞品だけど、世司神社の巫女が身に付けていないと大変な事になるから世司の巫女も優勝賞品なんだよ！それに、キミって美人さんなんでしょ〜。本部が言ってたよ！絶世の美女だって。」
桑原「はあ！！！！！！そうなのか！！！そこまでいってんなら見てみたいな。」
Aはよりいっそうベールをかぶった。
??「取れば良いじゃないか。」
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作者名：リンゴっ子 x他1人 | 作成日時：2017年4月6日 22時
