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一味はロビンを仲間に迎え入れ、空島を目指す。空に島があるとはにわかに信じ難いが、常識外れのこの海で疑ってはならない
そして少女は相も変わらず一味と関わらずに生活している。時折、ルフィと話している所を目撃するが、あれは話してる、というよりはルフィが一方的に絡んでる、という言い方が正しい。
ロビンは居候だと説明された少女をあっさりと受け入れた。多くは語らず、深くは触れず、それでいてAに話しかける様はいなくなったビビの役割を果たしていた。
ビビのように献身ではなく、さり気なく少女と関わる。それは傍から見たら姉妹の様にも見えた。しかし、Aはというとこの船で最も警戒をしているのはロビンだった。
何ともチグハグな2人をナミとウソップは苦笑いで眺めていた。
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ナミはアラバスタの時よりも一層強い不安を胸にしていた。ナミはルフィを連れ出して直談判する。
次の航海は恐らく今までの航海で一番危険を伴う。なんてったって空島なんて空想の話にしか出てこない所へ向かおうとしているのだ。
モンブラン・クリケットから情報は聞いたが、それでも不確定要素は少なくない。
｢Aを本当に空島に連れて行く気なの？｣
｢当たり前だ！Aは仲間だぞ？仲間を置いては行きたくねェ！｣
キッパリと言い切ったルフィの意志の強さはナミにも十分伝わった。しかし、それでもナミの不安は拭い切れないし、こちらとしても言いたい事はある。
この船に来てからAはまともな睡眠を取れてない。その日、2時間寝たら良い方だ。大抵のAの睡眠時間は1時間程度。寝ない日だってある。
最初は慣れない環境で寝れないだけなのかと思っていた。しかし、それが今日までずっと続くのはやはりおかしい。
｢この船はAにとって安心できる場所じゃないのよ。｣
空島に行っている間、クリケットに預かってもらうのは駄目だろうか。彼は悪い人ではない。きっと了承してくれる事だろう。それでも最終的にどうするかを決めるのは船長であるルフィだ。
ナミは伝えておきたい事を伝えて、あとの判断はルフィに任せた。きっと、ルフィの考えは変わらない。ルフィも思う所はあったとしても、一度決めた事は曲げない男なのだ。
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チョコレート(プロフ) - きゃーぽんさん» ありがとうございます！面白いと思っていただけるよう、これからも頑張っていきます！ (2021年10月18日 1時) (
レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白くて一気に読みました！これかも頑張ってください！ (2021年10月18日 1時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート(プロフ) - 水無月碧音さん» ありがとうございます！！まだまだ未熟者ですが、楽しんでいただけているようで私も嬉しいです！ (2021年10月16日 4時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - とっても面白いです！繊細な文章で、読んでいてとてもワクワクします！応援してます、頑張ってください!! (2021年10月15日 21時) (レス) @page17 id: 8595db9a5d (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート(プロフ) - 星猫さん» んー、結構色んなアニメ知ってると思います！ (2021年10月14日 16時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコレート | 作成日時：2021年10月12日 19時
