Story 14 ページ14
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___「Aちゃんは、好きなやつ高校とかにいるの?」
思わず聞こえないフリしちゃったけど。
先生、私の気持ちに気づいてない?
…いやいや、あんなにわかりやすくしてるのにわからないってことある?
それとも、俺の事好きじゃだめっていう牽制?
勝手に気まずくなって、先生、私ここ曲がったところなんで、といつもより一本早いところで曲がった。
あ、うん、気をつけてね!と大きく手を振る先生にお礼を言ってペダルを漕ぐスピードを上げる。
……これは、どうするべきでしょうか?
*
ただいま!と玄関のドアを開けてリビングに駆け込む。
リビングにいるのは眠そうに首をゆらゆらと揺らしている弟だけ。
『龍我ちゃん!』
「ん、なに?おかえり〜」
目を擦る龍我ちゃんを半ば無理やり起こして、聞いてよ!と腕を引っ張る。
「どうしたの?」
『…優斗先生ってさ、鈍感なの?』
「え?知らないよ?」
ですよね!
龍我ちゃんの担当の先生、優斗先生じゃないし。
じゃあ質問を変えます、
『優斗先生、私が先生の事好きって気づいてないのかな?』
「うーん、俺もサクラ先生大好きだし、もちろん先生としてね?そう思われてるのかもよ?」
サクラ先生可愛いしわかりやすいし大好き!とニコニコ笑う龍我ちゃん。
…なるほど、そのパターン?
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六ノ神(プロフ) - うわぁぁぁ!!!めっちゃ最高でした!これからも頑張って下さい!!! (2019年4月8日 14時) (レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 廉しょり@爆発物処理班さん» ありがとうございます……!全然気づかなかったです(笑)ご報告ありがとうございます!直します……! (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます!話の繋がり的に龍我くんの先生は既にさくまくんがGETしてるので難しそうです、、ごめんなさい、、 (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり@爆発物処理班 - 完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした!ただ…おでこが、おこでになっちゃってます。これからも応援しています、頑張ってください! (2019年4月6日 14時) (レス) id: 0a53d9968d (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - 5番ブースの恋から読んでいました。前作、今作共にとても面白かったです!もし次回作があるなら、龍我くんをお願いします……(小声) (2019年4月5日 15時) (レス) id: 38913bce1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時:2019年3月25日 8時