Story 11 ページ11
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約束通り、授業を終えると優斗先生に呼ばれる。
1番ブースに向かうと、片付けをする私と同じ制服を着た男子生徒。
『那須くんじゃん』
「あ、佐藤さん」
なんと、同じクラスの那須くん。
頭良いけど、ここに通ってたんだ。
まさか、優斗先生の生徒仲間が近くにいたとは!
「知り合い?」
『知り合いも何も同じクラスです』
そんなに、喋ったことないけど。
むしろ那須くんはうちの弟と仲良いみたい。
「へえ、……じゃ、那須、気をつけて帰れよ」
「さようなら、…佐藤さんも学校で、また明日」
『あ、うん、また明日』
那須くんぎこちないなぁ、
あんまり女の子と話してるところ見た事ないし、嫌われてる?!
「世間って狭いね」
『まあ、うちの高校とここの塾近いですし』
それもそうだね!ちゃは!と特徴的な笑い方をする先生。
けど、その顔がすぐに曇った。
「……昨日、今日もだけど永瀬先生、分かりやすかったでしょ?」
『あぁ、すごく!』
「……そっか、さっきはあんなこと言ったけど、もし、ね?もし、永瀬先生が良かったら変えてもいいからね」
……できれば俺を続投で、とごにょごにょ。
優斗先生、何言ってるの?
『優斗先生がいいです』
先生じゃないと受験なんて頑張れないもん。
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六ノ神(プロフ) - うわぁぁぁ!!!めっちゃ最高でした!これからも頑張って下さい!!! (2019年4月8日 14時) (レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 廉しょり@爆発物処理班さん» ありがとうございます……!全然気づかなかったです(笑)ご報告ありがとうございます!直します……! (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます!話の繋がり的に龍我くんの先生は既にさくまくんがGETしてるので難しそうです、、ごめんなさい、、 (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり@爆発物処理班 - 完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした!ただ…おでこが、おこでになっちゃってます。これからも応援しています、頑張ってください! (2019年4月6日 14時) (レス) id: 0a53d9968d (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - 5番ブースの恋から読んでいました。前作、今作共にとても面白かったです!もし次回作があるなら、龍我くんをお願いします……(小声) (2019年4月5日 15時) (レス) id: 38913bce1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時:2019年3月25日 8時