Story 43 ページ43
.
___あれから、雄登くんから告白されて、土日休みがあけて月曜日。
ちょっとだけ気まずさを感じてたけど、そんな必要はなかったみたい。
「おはよ!」
『っわ、雄登くん?おはよ、』
昨日も遅くまで勉強してたせいで、めちゃくちゃ眠い。
欠伸を噛み殺していると、後ろから大きな声で挨拶をされた。
「眠そうだね」
『……うん、勉強してて』
「A、そんな真面目キャラだっけ?」
キャラとかじゃなくてですね、
その、ね?
これを雄登くんに言うのはなんだか忍びなくて。
『数学100点をとらねば、ならなくて』
「100点?なんで?」
『……ん、と、ね』
不思議そうに首を傾げて、顎に手をあてる。
そんなに迷わなくてもいいですよ?!
……馬鹿みたいな理由なので。
「優斗先生絡みでしょ」
『そ……、んなことないよ?』
「絶対そうじゃん、教えてよ」
『その、ね、?』
100点取ったら付き合ってくれるって、……と言うと目を丸くする雄登くん。
雄登くんからすれば、アホらしいよね、こんなの。
「俺がそれAに突きつけたら、もう付き合ってもらえてたね?」
『へ、』
「俺、数学得意だから、毎回100点なんだよね」
……だから、教えてあげよっか?
といたずらっぽく笑った。
.
1750人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
六ノ神(プロフ) - うわぁぁぁ!!!めっちゃ最高でした!これからも頑張って下さい!!! (2019年4月8日 14時) (レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 廉しょり@爆発物処理班さん» ありがとうございます……!全然気づかなかったです(笑)ご報告ありがとうございます!直します……! (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます!話の繋がり的に龍我くんの先生は既にさくまくんがGETしてるので難しそうです、、ごめんなさい、、 (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり@爆発物処理班 - 完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした!ただ…おでこが、おこでになっちゃってます。これからも応援しています、頑張ってください! (2019年4月6日 14時) (レス) id: 0a53d9968d (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - 5番ブースの恋から読んでいました。前作、今作共にとても面白かったです!もし次回作があるなら、龍我くんをお願いします……(小声) (2019年4月5日 15時) (レス) id: 38913bce1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時:2019年3月25日 8時