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10story ページ11
「ゆき、でいいかな。ゆきはさ、今週の日曜、空いてる？」
「今週の日曜…」
緊張しながら聞いた春斗の言葉に、ゆきは少し考える。
「午後三時までだったら…」
よしっ！！
春斗は声出しそうになるのを我慢する。
これでゆきと二人になれる！あの日のことも聞ける！と。
だがもし違ったら。
そんなことを考えて、春斗は冷や汗をかいた。
そんなになってはダメだ。
なにか言い訳的ななにかを考えなければ…
春斗が必死に考えてる中、ゆきはゆきで春斗とはまったく違うことを考えていた。
「(春斗君と二人でお出かけ…。楽しみかも。って、
これってデートってやつ！？
うわ、どうしよ…。
かわいい感じにした方がいいのかな…)」
春斗もゆきも、日曜まで、
悩み、考えた。
けれども二人は、楽しみという気持ちの方が勝ってた。
「ところでどこ行く？」
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作者名：キャンディット | 作成日時：2018年3月4日 14時
