story13☆ ページ14
「ねぇシュウヤ！！」
「ん？」
言うんだ！！
クレア、口を開けるのよ！！！
「どうかお願いします！私の、私達のために、どうか力を貸してください！！」
言えた！！！！！
これでもし、シュウヤがいいよって言ったら、私はシュウヤを女王様のとこに連れて行けばいいんだ！
そして、魔法の力で、この星を救える！！
私はそう思った。
けどシュウヤは・・・・・
もしシュウヤが嫌って言ったら、諦めよう。
無理に連れて行くのは、シュウヤになんか悪いもの。
人の意志を無視するのは、いけないことだと私は思う。
女王様には、「魔法使いは見つかりませんでした。」とでも言っておこう。
それは、女王様に嘘をつく、ということだけど・・・
そんなことを考えていたら、シュウヤが話しかけてきた。
いいよって、言ってくれる、か、な・・・？
「“私達”って、この星の人のこと、だよね？」
私はうなずいた。
そうだ
これは、私一人の問題じゃないんだ・・・。
みんなの、この星のみんなの問題なんだ。
この星は、あと数ヶ月で爆発する。
そんなことになったら、私も、みんなも、生きているかわからない。
星の爆発を止める方法は、無い。
だけど・・・・
たった一つ・・・
可能性があった。
それが、魔法の力。
魔法は、不可能を可能にすることが出来る。
その力を使えば、この星は、救われる。
みんなが、生きていられるのだ。
そんな大きな問題を、私のわがままで、なんとかしていいことなんだろうか・・・・・・
んーー・・・・。
次々と頭の中に、悪いことが出てきては消える。
昔からの、私の悪い癖だ。
ネガティブなことを、考えれば考えるほど、悪い方向へ向かってく。
ああぁぁあ！！
どうか神様！！
お願いします！！！
シュウヤが心よく、受け入れてくれますよーに！
「……条件付き、なら…」
っ！！
それって・・・
「いいの！！！？？」
「うん。」
や、やったーーーー！！！！！！！！！！
あ、でも、条件ってなんだろ・・・？
難しい事とか、規模が大きい事だったらどうしよう・・・
う〜ん・・・。
ま、大丈夫かな！
なにかあったら、あれだけど・・・・
まだ、その条件も聞いてないんだもの。
「ねぇ。その条件ってなぁに？」
クレアside〜end〜
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キャンディット(プロフ) - 今宵姫さん» ありがとうございます！星とか月の授業をしてるときに思い付いて書き始めた、自己満足作品なのに、そう言ってもらえて嬉しいです。更新遅いですけど、これからもよろしくお願いいたします！ (2017年11月27日 15時) (
レス) id: 8583ad440a (このIDを非表示/違反報告)
今宵姫 - 面白いです。正に、フィクション系ノベルって感じですね。少し、昔話っぽいのが大好きです。これからも更新待っています。 (2017年11月27日 7時) (レス) id: b3712ed8f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャンディット | 作成日時：2017年9月19日 16時
