▽ ページ4
.
シンデレラは魔法使いからの忠告を
守ると約束し、お城へ向かいました。
「……なんて美しいんだ」
シンデレラがお城に入った瞬間。
王子様はシンデレラを見て言いました。
王子様は、シンデレラの美しさに
心奪われてしまったのです。
王子様はシンデレラに近づき
「今宵は私と踊ってくださいませんか?」
と、手を取りました。
.
「夢みたい……」
シンデレラは王子様と踊りながら呟きます。
まるで、自分がお姫様みたいだと。
舞踏会には王子様の妃になるべく
たくさんの女性が集まっていましたが
まるでそんな姿は見えていないかのように
2人は、2人だけの世界を楽しんでいました。
しかし、
ゴーン、ゴーン
お城の中で響く、大きな鐘の音。
時刻は0時に迫っていました。
シンデレラは魔法使いからの忠告を思い出します。
「帰らないと!」
今のシンデレラは仮の姿。
魔法が解けたら……
王子様に合わせる顔がありません。
王子様が必死に引き留めようとしますが
そんなことも気にせず、
シンデレラはお城をあとにします。
.
お城には、
シンデレラの足から脱げてしまった
片方の、ガラスの靴が
置き去りになっていました。
.
142人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めもり | 作成日時:2021年11月21日 21時