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「えっ……」



思ってもみなかった涼介くんからの提案は
ありがたくて……縋りたくなる。



でも、所詮同じカフェの常連という関係で
そんなこと頼んでしまってもいいのか。





「体調悪いときの大貴、
 機嫌悪くなるしワガママですよ……?」



迷惑をかけるのは一目瞭然だ。










「ふふ、子供なんてそんなもんでしょ?
 どうせ今日も姉貴に迎え頼まれてたし
 いいよ全然。ひなとも仲良いしさ」





姪っ子がいる涼介くんは
子供への理解のある優しい人で。



今頼れる人となれば涼介くんしかいないし
これ以上に信頼できる人はいないんだけれど。



やっぱり迷惑なんじゃないかという思いが
邪魔をして、頷くことができない。










.










「今1番に考えるのは子供のことなんじゃない?
 体調悪いなら尚更、早く迎えに行くべきでしょ」



「……っ!」










渋る私の背中を、強めに押してくれたのは
伊野尾さんだった。





「迎えに行ったあとは
 このカフェで休ませてやってもいいしさ。
 あそこのソファ、ふわふわよ?」



伊野尾さんは優しく笑う。
甘えていいのかな。
そんな気にさせてくれるように。





ちらっと涼介くんの方を見ると
返事を待っているように、首を傾げながら
私を見つめている。










「お迎え、お願いします」



2人の優しさが後押しとなり
私は涼介くんに頭を下げた。





「ふふ、もちろん。
 責任を持ってお預かりします」



頭上げて? と言う涼介くんは
優しく微笑んでいた。










あぁ、涼介くんも伊野尾さんも。



このホットカフェラテのように
とても温かい。



会社での出来事もあり
2人の優しさがいつも以上に心に染みた。





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▼アイスコーヒー→←▽



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 有岡大貴,伊野尾慧   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:めもり | 作成日時:2021年11月21日 21時

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