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修学旅行の夜、私達は衝撃的な事を聞いてしまった
遊達は要士パパの子供じゃない…未だに信じられない
帰って来てからもあの発言が嘘なんじゃないかと思ってしまう
三輪由充さん…三輪先輩のお父さんが実の父親だとすると先輩と遊達は異母兄弟って事…
『ん〜…複雑…』
三「何が複雑だ?」
生徒会室で書類をまとめながら例の件を考えていたら先輩が様子を見に来ていた
『先輩?!い、いえ…別に…』
三「小石川は嘘が下手だな(笑)亮から聞いたよ。俺らの事、お前ら姉妹に話したって。びっくりしたろ」
『びっくりを通り越して信じられません。千弥子ママ…亮のお母さんと先輩のお父さんがそんな関係だったなんて…』
三「俺もびっくりしたよ、まさか弟がいるなんてさ。しかも双子の美少年。元々親父は女好きだから一度か二度やらかしてるとは思ってたけどね。遊が親父の影響で建築家になりたいってのもちょっと複雑だな…苦笑」
『どうするんですか…?ホントの事お父さんに話すんですか?』
三「あぁ、せっかくこうして遊達に会えたんだ、親父の口からちゃんと聞こうと思って…明日会うことになってる」
『…っ…そこに私と光希も同席させて貰えませんか!?何も口は挟みません!ただ座ってるだけでいいんです!』
三「ん〜…どうする?亮」
先輩が声をかけると廊下で聞いていたのか亮が入って来た
『亮…!』
亮「俺は別に構わないよ」
三「ふぅ…しょうがない、一緒に行くか」
「!?…ありがとうございます!」
こうして私達は三輪先輩と一緒に真実を確かめに行く事になった
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作者名:ゆりっぺ | 作成日時:2019年10月5日 19時