甘くて苦い恋の味２ (ページ42)

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ある日の放課後

大「久しぶりに連絡がきたと思ったら…こんな事だなんて、心臓いくつあっても足りないッスよ」

『ごめんね大志…』

大志は1枚のメモを渡した

大「話はしてあります。まぁあの人も先輩の事気に入ってたからすんなりOK出ましたけど…本気なんですか…？1人で育てるなんて…」

『ありがとう大志…亮に迷惑かけられないでしょう(笑)あたしが消えればいいだけの事だから…』

大「だって…その子の父親なのに…!!先輩が言えないなら俺がｯ!!」

『やめてｯ!!……もう、決めた事だから…』

大「何でだよ…俺は…あの人だから…諦めたのにｯ…ｯ…!!」

『ごめんね…大志…卒業しても連絡するから』

大「連絡だけじゃ無理。会いに行きます。兄貴だけ先輩1人締めとかずるい」

私は家を出る手段として大志のお兄さんが経営しているカフェで働きながら生活する事に決めた

大志のお兄さん将暉さんは元々うちの卒業生で私の先輩だった人で両親ズの許しもすんなり出た

事情を話し将暉さんのいる大阪で生活する事になった

大「あの人にはなんて言うつもりですか？」

『亮には何も言わずに行くつもり、幸いしばらく撮影で帰って来ないから…』

大「はぁ…バカだよ先輩は…ホントに…大バカだ」

大志はそう言うと私を優しく抱きしめた

『ふふっ…迷惑かけてごめんね…今までありがとう…大志…元気でね…』

まもなく私達は高校を卒業する