甘くて苦い恋の味２ (ページ35)

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『ｸﾞｽﾞｯ…どうしよう…』

ガラガラッ…

亮「A」

『…!?…亮…ｸﾞｽﾞｯ…』

亮が中に入ると案の定泣きながら探してるAがいた

亮「やっぱりな…(苦笑)」

『…？』

亮は腰を下ろしポケットから指輪を出した

亮「これ、探してんだろ？」

『!?…これ!?どうしてｯ…!?』

亮「中川大志が拾ったって俺に渡してきた」

『…た、大志が…』

大志の名前を出した途端動揺し

亮「告られたんだろう？アイツに」

『……うん…えっ…何で知ってるの…？』

亮「アイツに全部聞いたから。アイツなりに自分の気持ちぶつけたんだ…ちゃんと答えてあげな…？」

『亮…怒んないの…？』

亮「まぁ…いい気分はしないけど、モテる彼女を持つと大変だからな(笑)」

『バカ…ｯ』

ｷﾞｭｯ…

優しくぎゅっと抱きしめ

亮「昨日から様子変だったから心配した」

『…ごめん…心配かけて…』

亮「Aは嘘が下手だから…すぐわかったけどな(笑)」

『うぅ…(苦笑)』

亮はAの手をに指輪をはめ直し

『良かった…』

Aは幸せそうに指輪を見つめ

亮「もう無くすなよ？」

『うん…！でもいつ落としたんだろう…キスされた時かな…ﾎﾞｿｯ…』

亮「は…!?今なんて言った？えっ…キスされたの？」

『うん、……あれ…？聞いてないの…？』

亮「……やっぱりぶっ飛ばしてくる」

『ああぁ!!１回だけだから！ね！』

亮「…１回でも無理、」

亮はAを抱きしめながら頬を撫で

『じゃあ消毒して…？』

亮「言われなくてもするし」

朝礼のベルが鳴る中私達はキスをした