甘くて苦い恋の味２ (ページ30)

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そこには不機嫌な顔の大志がいて

大「いつまで弟扱いするんですか…」

『大志…？』

ﾀﾞﾝｯ

すぐ横に大志の手があり

『や、やだ大志…何してんのー早くどいて……////』

大「好きです」

『……えっ…』

大「初めて会った時からずっと…ずっと好きでした」

『そんな……////』

大「先輩はずっと俺の事可愛い弟みたいに思ってるみたいだけど、俺はずっと…男として見て欲しかった…なのに…知らない間に他の人のものになっちゃって…」

『大志…ごめん…あたし……////』

ｷﾞｭｯ…

『…?!や、…大志…離して…？』

大「あいつと別れてよ…！俺の方が何倍もAの事愛してるのにｯ…」

『…ごめん…あたしは亮が…ｯ…!?』

大志は私に無理矢理キスをしてきた

『んんｯ…ｯ…嫌っ!!…////』

大志を思い切り突き放し

『ﾊｧﾊｧ…大志…酷いよ…何でこんな事……////』

大「…酷いのは…先輩だろ…」

大志の顔は今にも泣きそうだった…

『ｯ…とりあえず今日は帰るから…！』

私は荷物を片付け急いで帰ろうとすると

大「待ってよ先輩、話がまだ」

大志に手を握られたが咄嗟に振り払ってしまった

『ごめん…!!…////』

私は逃げるように生徒会室から出ていった

大「…はぁ…何やってんだよ俺ｯ……！」

大志は怒りを机にぶつけた時に何かを見つけた

大「?!…これ…」

そこには亮とお揃いのペアリングが落ちていて大志は拾い上げると自分の制服のポケットにそっと忍ばせた