甘くて苦い恋の味２ (ページ29)

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夏休みも中盤に差し掛かった頃

私と茗子は夏期講習を受けに学校に来ていた

茗「なーんかあっという間に3年生になっちゃうわね…」

『ホント…この間入学したと思ったのに』

茗「Aはもう進路決めたの？」

『全然、多分このまま桐陵大に行くんだと思う…茗子は？』

茗「あたしは…何かものを書く仕事がしたいかな…小説とか…」

『小説か…茗子評論とか上手いし向いてるよ！今度書いてみたら？』

茗「実は、三輪さんに勧められて書いてみたの、そしたら凄い褒めてくれてね…////」

『先輩に…良かったね！茗子』

茗「無謀かもしれないけど、頑張って書いてみるわ」

『応援してる♪』

茗「ありがとう、どうする？光希の所寄って帰る？」

『ううん、生徒会室寄るから茗子先に帰って』

私は茗子と別れ生徒会室に向かった

━━━━生徒会室

『えーっと…予算資料は…』

棚の中を探していると

ガラガラッ…

大「A先輩」

名前を呼ばれたので振り返るとそこには大志がいて

『大志！どうしたの？』

大「夏期講習来てて帰ろうと思ったら先輩が入って行くのが見えたから…何か手伝いますよ！」

『ありがとう！じゃあお願いしちゃおっかな♪』

大「任せてください」

大志に予算の計算をしてもらっている間に私は資料を探していた

『んー…あった♪』

少し高い所にあり、背伸びをして取っていると後ろから手が伸びてきて

大「これですよね？」

大志が代わりに取ってくれた

『ありがとう！いやー大志背高いから助かる♪昔は同じくらいだったのに…』

後ろを振り返るとすぐ近くに大志の顔があり