甘くて苦い恋の味２ (ページ18)

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(※話の都合上原作には出ないキャラクターが登場します)

ジメジメとした梅雨が明ければいよいよ夏休みに入る頃

相変わらず遊、亮はすずちゃんの家庭教師のバイトに行っている

光希は部活とアイスクリーム屋でバイトをするようになった

何でも遊と夏休中に旅行に行く為の資金稼ぎらしい

ただ部活も夏季大会で大変な時期なのでちょっと心配

私はというと秋にある文化祭の企画準備に入ろうとしていた

全体の企画提案や予算などを割り出さなければいけなく、放課後残る事が多くなった

今日も放課後生徒会に残っていた時

『…あ、もうこんな時間…』

時計の時刻は19時を過ぎていて運動部で残っている人がちらほらいる程度だった

『今日ママ達遅いんだっけ…ヤバｯ!!夕飯の支度しなきゃ…!!』

急いで帰る準備をしていると

ガラガラッ…

？「あれ…？先輩、まだいたんですか？」

『あ、大志じゃん！どうしたの？』

そこには生徒会書記の1年生、中川大志がいた

高身長で爽やかイケメン、人懐っこい性格でみんなに可愛がられている

大「忘れ物しちゃって、先輩こそこんな時間までどうしたんですか？」

『予算の提出明後日までじゃない？全然終わらなくて(笑)』

大「えっ…言ってくれれば手伝ったのに」

『ありがとう、でもみんな忙しいからね！大丈夫！何とか終わらせるから』

大「先輩…もう帰ります？」

『うん！』

大「じゃあ送って行きますよ」

『えっ!?いいよ！大志方向違うじゃん、遠回りになっちゃうよ？』

大「大丈夫ですよ♪さっ！行きますよ！」

そういうと大志は私のカバンを持って前を歩きだした