甘くて苦い恋の味２ (ページ16)

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すずちゃんの家庭教師のバイトに行きだして数週間経った

人気モデルのすずちゃんは決まった日に行けないのでだいたい前日に連絡が入って行っている

なのでせっかくデートの約束をしてもドタキャンされる事もしばしば…

しかも初めは亮だけの予定だったが、今は遊も一緒に行っている

何でも文系の亮と理系の遊で教えているらしい

でもそうなったら光希も黙っちゃいられない

今日も2人ですずちゃんの家に行っているのだが…

「『……遅い…!!』」

さすが双子というのか、完璧なハモリ

時刻は既に22時を過ぎている

いつもは17時～20時までのはずだが

『いくらなんでも遅すぎない…？』

光「なんかあったのかな…」

『なんかって…？』

光「その…すずちゃんに…誘惑されてとか…」

『やだ!!変な事言わないでよ!!相手中学生だよ?!犯罪だから!!』

光「ご、ごめん…!!」

その後も時間は過ぎ23時を過ぎた頃

ガチャ…

遊亮「ただいま〜…」

両親’s「おかえり〜!!」

遊と亮は階段を上がって行くとそこには今にも泣き出しそうな光希と冷たい目をしたAが立っていた

遊「光希…」

亮「A?」

2人はキョトンとした顔で見つめている

光「…ｸﾞｽﾞｯ…」

光希はすぐ遊に抱きつき

光「こんな遅くまでどこ行ってたのよ…!!あたし…ｸﾞｽﾞｯ…ずっと待ってたんだからァ…!!」

大きな声で泣きじゃくる光希に遊は両親’sに聞こえると慌てて部屋に連れて行った