PRIDE Ⅱ (ページ35)

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ー福本ー

「じゃあ、大晴にこれあげる」

突然俺の手を掴んだかと思えばゴソゴソと
なにかつけている

「Aちゃんカラー1発で出たからあげる」

"マーキング"とニヤニヤと笑っている彼女がくれたのは
ピンク色のガラスの指輪

ほんまにこの人は俺の扱いをよくわかってる
多分一生勝てへんのやろうな

「あ、これオレンジもあるよ！てかAぇカラー全部あるんやって～ええなぁみんなでお揃いにする？笑」

福「大晴カラーは欲しいからとりあえずやってみる」

お金を入てガシャンっと回せば1つカプセルが出てくる

福「あ、」

「あ！大晴カラーやん！
一発で出るなんてほんまラッキーやで！」

福「あげる」

「えっ！いいの？」

福「マーキングや…」

今までいい感じの子はいたし、それなりの関係の子だってまぁいた事もあるけどまさか始めてあげる指輪が
こんな200円のガラスの指輪になるとは思わんかった…

それでも嬉しそうに眺めるA

あぁ、やっぱり好きやな_