PRIDE Ⅱ (ページ33)

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ー正門ー

「いや、なんも
あっ、正門髭伸びとるよ？」

ちゃんと剃ったんやけどな、と言えば
正門伸びるん早いもんな～と俺のあごをスリスリと触ってくるA

なんかめっちゃくすぐったいと言うか…なんやこれめっちゃはずない？

「ジョリジョリしてるな」

ニヤッと悪戯に笑う彼女は
なおもまだ俺の顎を撫で回す

だかちょっと悪戯し返してみたくなって

正「ほんま辞めや、」

俺に伸びてる両手を掴んでグッと顔を寄せてみれば
大きな目がさらに大きく開く

正「あんまり悪戯するとこのままチューするよ？」

「っ、ごめん…なさい」

みるみる赤くなる顔
あ〜案外こーゆーの慣れてへんのかな？

かわええな

このままほんまにキスしたらどうなるんやろ？

あれ？俺って案外Sなんかな？

ジリジリと攻めて行って唇まであと5cm…

小「まっさん何やってるん！？」

トイレに行っとったこじけんが帰ってきた

正「Aが悪戯して来るからちょっと制裁を…」

小「どんなプレイやねん、
ほんで今リチャくんと大晴リハやってて終わったら
バンド音出しするって」

正「ん、ありがと」

こじけんが来てなかったらほんまにしてたかもしらん、
名残惜しいけど掴んでた手を離した

俺って結構重症らしい