PRIDE Ⅱ (ページ22)

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ただでさえ朝が苦手なのに

今日は、なんとなく朝起きるのがしんどくて
布団でモゾモゾしてたら誠也が来た

誠｢ほら起きや、｣

そう言われ起き上がってみれば痛む頭

頭が痛いと伝えたらすぐに薬を持ってきてくれた

飲んでまたすぐ横になり少し目を閉じる

あー、今日は午前中に雑誌の撮影があって
終わったら夜までグレショーの稽古
もぅ本番まで時間ないし、
ほんまに気合い入れないとやばいかもしれん

あかんなんでこんな日に体調崩してんのやろ

誠｢どうしたん？辛い？｣

｢ん…｣

誠｢ほら、泣かんで｣

ここが痛いん？と頭を優しく撫でてくれて
ものすごく一気に眠気が来て

あと5分だけと残して意識は途絶えた

その後結局現場に入っちゃえばお仕事モードで
多少の頭痛は忘れられた

誠也もめちゃくちゃ心配してくれてはいたけど、
特に何も言ってくることもなくメンバーにもバレてないから大丈夫

｢大晴やっぱり沖田総司似合うな〜｣

福｢ほんま！？｣

｢ほんまほんま！長い髪も和装だと案外似合っててびっくり｣

小｢まっさんはなんか、なんやろ…いい意味でおっちゃんって感じやな｣

正｢なんやねん、いい意味でって
いい意味でが全く仕事してないやろ！｣

リチャ｢いや、でもめっちゃわかる｣

誠｢おん…なんやろ、めっちゃ酒飲みそう｣

福｢こじけんは…｣

｢デカイな、てかなんで夕霧太夫こじなん？
普通に順当に考えれば私でもいけたのでは？｣

小｢お前には色気が足りんかったんや｣

誠｢まぁ一応花魁オーディションやったしな〜｣

…あれ？

｢晶哉どこいった？｣

正｢そういえば帰ってこんな〜｣

｢…私探してくる、ほら沖田さん行こ｣

福｢加代！｣

誠｢沖田って言うか忠犬やな｣

小｢ハチ公やん｣