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Aside
「ねぇジェシーくん。どこ行くの？」
ジェシー「んー？まだヒミツ〜」
ジェシーくんが自転車を止めた場所まで来ると、ジェシーくんは自転車にまたがる。
ジェシー「よし。Aさん。後ろ乗って。」
「……へ？私？」
ジェシー「うん。Aさん！！」
ジェシーくんはニッコリとした笑みで言う。
「いやいやいや！！無理無理無理無理！！」
ジェシー「大丈夫！！一応安全は保障する！！」
「一応ってなんか不安……てか、そうじゃなくて、いやそうなんだけど……私がのっちゃったら、絶対重くて進めないよ。」
ジェシー「大丈夫！！Aさんは軽いし、俺鍛えてるし！！」
「えぇ……」
ジェシー「大丈夫！！ほら、乗って！！」
ジェシーくんの笑顔と根拠のない地震に押され、しぶしぶ後ろに乗ることに。
「……というかいい年した大人がめちゃくちゃ恥ずかしい……」
ジェシー「人目が気になるんだったら、人通りのない道通るから、平気だよ！」
ひさしぶりに自転車に乗ると、すごいそわそわ感がヤバい。
自転車乗ったの、高校以来か……
ジェシー「じゃあAさん、ちょっと腕借りるよ？」
「へ？」
そう言うと、ジェシーくんは私の腕を優しくとってジェシーくんの腰に巻きつけた。
いわゆるバックハグ状態に私の体温は上昇する。
「……ジェシーくん……///」
ジェシー「だって危ないもん！！Aさん、しっかりつかまっててね！！」
そういうと、ジェシーくんは自転車を発車させた。
この体制が恥ずかしくて仕方なかったが、すぐに気持ちの良いそよ風のお陰で景色の方に目が行く。
「うわぁ〜……涼しい……」
ジェシー「Aさん、おしり痛くない？」
「ううん。平気。ありがとうジェシーくん。」
ジェシー「いーえ。」
ジェシーくんが走らせる自転車は人気のない路地裏沿いを走っていく。
ジェシー「Aさん、このあたりから坂だから。しっかりつかまって！！」
「あ、うん！！」
ジェシーくんは、しっかりブレーキを握りしめる。
「下り坂、長いね」
ジェシー「ゆっくりゆっくり下って行くから、心配しないで！！」
「うん」
私は、ジェシーくんを抱きしめる手に力を込め、ぎゅっと抱きついて体を密着させる。
ジェシー「……////」
このとき坂道に意識が行って、ジェシーくんの耳元が真っ赤になっていることに全然気が付かなかった。
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すのうHIINA - シュガーリップさん» シュガーコメントありがとう！！神作品……////更新頑張るね！！シュガーも頑張って！！ (2023年1月20日 20時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
シュガーリップ(プロフ) - この神作品…ヤバすぎる…！！更新、楽しみにしてるね！！ (2023年1月20日 20時) (レス) @page3 id: aff71d2237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年1月20日 20時
