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その女の人は、顔を上げて俺の目を見ると、ニコッと笑いかけた。
「初めまして、優吾の姉のAです！！いつも優吾がお世話になってます！！」
赤く染まった頬。
綺麗な肌。
つぶらな瞳。
茶色に染まった髪の毛。
そして、人懐っこいその笑顔。
どうしてか、俺はそのAさんの笑顔を見て急速に体が熱くなって心臓の鼓動が早くなるのがわかった。
「君のお名前は？」
ジェシー「あっ、えっと…ジェシーです！！高地のことお世話してます！！」
優吾「お前ふざけんなよ」
「本当？いつもありがとうねジェシーくん。」
ジェシー「は、はい！！」
「よかったね優吾。ジェシーくんがいてくれて」
そう言うと、Aさんは高地の頭をわしゃわしゃと撫でた。
高地は照れくさそうに、「やめろよ、」と言ってその手を払いのける。
優吾「早く部屋に戻って。俺たち今からまたマリカするから」
「はいはい。じゃ、ジェシーくん楽しんでってね〜」
ジェシー「は、はい！」
Aさんはまた俺にニコッと笑顔を見せると、危ない足取りで奥の部屋に姿を消した。
優吾「悪いジェシー。姉貴乱入しちゃって」
ジェシー「…っあ、全然いいよ。てか、高地のお姉さん可愛いね」
優吾「どこが？」
高地は真顔でそういうと、またさっきの場所に座りなおす。
俺もその隣に座ると、コース選択をしながら高地に話しかける。
ジェシー「てか、高地に姉ちゃんいるとか知らなかった」
優吾「言ってねぇからな」
ジェシー「なんで教えてくれなかったの？」
優吾「別にわざわざ言うことじゃないし…てか、なんで姉貴の話？」
ジェシー「え！？いや、その……なんとなく、」
俺は歯切れ悪く誤魔化す。
ジェシー「…ねぇ、高地」
優吾「なにジェシー」
レース中。
俺は高地に話しかける。
ジェシー「……一目惚れってあると思う？」
優吾「…え？、」
高地は思わずコントローラーから指を離して、俺の方を見る。
高地の操作していたキャラはコントロールを失って、その勢いのまま海の底へ沈んでいく。
あーあ。高地今１位だったのに。
優吾「……お前、まさか……」
ジェシー「……俺、一目惚れ、しちゃったかも。」
優吾「…はぁ！！？？」
リビング中に高地の絶叫が響く。
優吾「は？お前なに…うぇ！？俺のキャラ死にかけてんだけど！！」
ジェシー「高地が指離したからでしょ！」
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すのうHIINA - シュガーリップさん» シュガーコメントありがとう！！神作品……////更新頑張るね！！シュガーも頑張って！！ (2023年1月20日 20時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
シュガーリップ(プロフ) - この神作品…ヤバすぎる…！！更新、楽しみにしてるね！！ (2023年1月20日 20時) (レス) @page3 id: aff71d2237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年1月20日 20時
