【ワンピース】船長、結婚して下さい

代償 ページ35

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「見切ったぜ、テメェの能力」



Aが消え、目の前に現れたトラファルガーとその言葉に目を見開く



「ふざけるなよ…」

「案外、単純で驚いたぜ」



何度も振りかざされる拳を的確に避けるトラファルガーは言葉を続ける



「一つ、テメェの能力は攻撃を無かった事には出来ない。あいつらの攻撃を能力を使わず受けたのが証拠だ」

「っ…」

「二つ、お前の能力は対象に触れる事でしか発動しない」

「確かに、自分の傷を治す時も触ってた…」

「三つ、これは一つ目と同義だが、お前は無かった事にする訳じゃない。既に証明されている

攻撃を無かった事にする

それは時を操るに等しいからだ」



明らかに動揺を隠せないでいるナイジャ・ナイカ

トラファルガーから距離を置こうと後ずさる男に最早、戦う意思があるとは考えられない



「最後に、お前の代償(リスク)は何だ」

「ひっ…」



背中を向けて走り出す男はまだRoomの中

一瞬にして、スッパリと切れたナイジャ・ナイカの体は立って歩くのも儘ならない

トラファルガーは上で戦いを見ていた天竜人も同じようにバラした後、男の元へと歩き、見下ろす



「お前の代償(リスク)、お前自身だな？」



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