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｢A？大丈夫？｣
｢しんちゃん、なんでもない。｣
どうしてだろう。
初めてなんだ。
こんなに、音楽に心を動かされたのは。
松村くんの歌声で、初めて音楽に色が宿った。
・
｢ただいま〜。どうだった？俺の歌！｣
｢おかえり！！すげえ良かった！！｣
｢松村もやるねぇ。｣
｢上手かったAHAHAHAHAHA!!｣
松村くんが席に戻ってきて、しんちゃん達と話をしている。
｢Aちゃん。聞いててくれてありがとう。｣
｢凄かったよ。｣
｢ありがとう。｣
松村くんはふわっと笑う。
｢俺さ、Aちゃんに聞いて欲しかったんだ。だから誘ったの。｣
｢私も聞けてよかった。本当に凄かったもん。｣
｢嬉しい。｣
風が吹いてお互いの髪がなびく。
まるで、世界に2人だけしかいないみたい。
でも、急に現実に引き戻される。
｢おーい、A！やっと見つけた！！クラス行ってもいねえんだもん！｣
って、大きい声が聞こえたから。
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kiki(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年6月16日 13時) (
レス) id: 7c1277aca9 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2020年6月8日 1時) (レス) id: edbee8e2a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キ キ | 作成日時：2020年6月4日 20時
