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彼の事を鋭い目で監視してから
そろそろ一週間が経つ
未だに話をしてないのは
私ぐらいだろう
死柄木もトガちゃんも荼毘も
上手くやっているみたいだ
水色の少し子供じみたようなイヤホンを
耳に入れ込む
すると私の好きな曲が流れだした
それだけで私の頭の中や心の中は
幸せで満たされる
「 この曲いいですよね 」
「 ッ！？！？ 」
そんな幸せな時間は
例のホークスとやらに邪魔される
無理やりイヤホンを外したかと思うと
自分に付け出す
思わず戦闘体制に入ってしまう
つい癖が出てしまった… 、
彼は戦闘体制で固まる私を
ギョッと目を見開いて同じく固まる
暫く無言が続くと
彼は吹き出すようにふはッと笑う
「 そんなに警戒しないで下さい 。
俺は仲間として話をしたいんです 」
「 残念だけどあんたのことは信用してない
……ヒーローのスパイとか嘘なんでしょ？？ 」
咄嗟に取り出した録音機
背中の後ろに隠した右手に録音機を持って
彼を問いつめるように 、
私は近付いて笑う 。
吐け 、お前は誰だ
「 ……俺はヒーローを志しました 。 」
「 ッ 、 」
「 Ｎｏ．２ 。エンデヴァーが大好きだった
人を助ける仕事をしたかった 。
だけど俺に
ヒーローなんて向いてるはずがなかったんですよ 」
少し目線の高い彼が
斜め下に目を流して苦しそうに笑った
「 俺はヒーローが嫌いです 。
敵だと判断すれば生死を問わず攻撃を仕掛ける
俺たちだって 、人間だ 」
その言葉 。
たった一言で私の涙腺は切れた
今までの記憶がまるで走馬灯のように
私の頭の中を駆け巡る
ヴィランだった母親は私を産んですぐに死んだ
産まれた 、その時点
そこで私の人生はもう決まっていたんだ
ヴィランという道が
そこに進むしか道はなかった
母親がヴィラン 。という理由で
私は指名手配をばら撒かれた
私は 、悪いことなんて何もしちゃいない
産まれて道が決まるのなら
私はその道に従って生きていくよ
あんたらがそうさせたんじゃないか 。
「 ッ 、どうして泣いて…ッ 」
「 貴方はッ 、ヒーローという立場で
ヴィランが正しいとそう言えるの 」
答えて 。応えて
貴方は私は生きてちゃいけない人間だと 、
そう思うのか
「 ヴィランが正しいとは正直言えません
だけどヒーローは間違ってる 」
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もぶ - 最後の更新3年前...(泣) 続きめっちゃ気になります！！！！よかったら続き書いてください🥺 (5月3日 10時) (
レス) id: 3f3d41db07 (このIDを非表示/違反報告)
てんどん。(プロフ) - この作品好きすぎます！！！良かったら続き書いて頂きたいです。。！！いつでも更新お待ちしております！！！！ (2023年2月14日 4時) (レス) @page9 id: 8bf00698fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミオ | 作成日時：2021年8月8日 15時
