七章 [You're so beautiful] ページ7
約束の時間より10分早く来てしまった俺は少し周りのお店を回る。
お店ごとにいろいろなテイストの洋服があって、実際ブランドよりも好きだ。
JUN「アイツにあげるもの…か、何をよく着てたっけ…」
そういって手に取ったラインパンツは目も向けられずに棚へ戻された。
あまりハオにしっくりくるものが無くて一個目のお店を出た。
次に俺が入ったのは少し大人な雰囲気を持つお店。
そこにはすごく可愛い洋服が沢山あって、6着くらいをお気に入りとして、ハオにプレゼントすることにした。
無駄なラッピングは嫌いだと聞いたので、ラッピングせずに袋を持っていく。
集合場所の近くで待っているとようやくハオが来た。
が、その姿を見て俺はすごく驚くことになった。
昔とは違う、少し茶髪な髪の色、すごくお洒落な格好、すごくいいスタイル、包み込むような優しい笑顔。
なにもかもが昔とは変わり果てていた。
ハニヒョンがやさしく育ててくれたなら、それで俺はかまわないのだが
一目見た瞬間にハオに恋心を抱いてしまった自分に一番驚いていた。
男が男に惹かれるなんて。
それも血はつながっていないが、兄弟として接してきたものに。
わけの分からない感情が俺の中をぐるぐると回った。
一呼吸置いて、落ち着いた俺はハオのところへ向かうことにした。
JUN「ハオ！」
俺がそう呼ぶと驚いた顔でこちらを振り向くハオ。
その直後に見せたあのやさしい笑顔にこっちまで口角が上がる。
あぁ、やっぱり中身は昔と変わらないな…。可愛い…。
MINGHAO「ヒョンだっ…」
JUN「何で泣くんだよ…、しょうがないやつだな、変わってない」
そういって軽く泣いてしまったハオを腕の中で抱き締める。
昔してたみたいにやさしく、落ち着かせるように。
MINGHAO「僕…会えないって思ってたっ…」
JUN「俺がハオって聞いて、こないと思うか？」
MINGHAO「えへ…ヒョン、来てくれて有難う」
忘れていたようにあわてて、バッグをゴソゴソするハオ。
その動作すら愛おしく感じる。
MINGHAO「さて、行きましょうかっ」
JUN「うん」
そういって歩き出した俺らは自然と昔していたように手をつないだ。
着いたのは少し大人なバー。
ハオが言うからには安いらしいし、個室があるらしい。
俺自身、お酒を最近飲んでいなかったから、飲みたかったので何もためらうことなく中へ入った。
MINGHAO「じゃあ待っていてくださいね」
JUN「うん。分かった」
楽しみだ。
続く (更新停止中)
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いろは (元 凜)(プロフ) - 面白いです！こういう設定の物好きなので読んでて面白かったです！ (2019年6月10日 18時) (
レス) id: d1b938189b (このIDを非表示/違反報告)
ARMYです！ - ハオヤー！ジュナー！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)
主 - 、さん» すみません。直しました。ちゃんと表示なくなっているでしょうか？フラグが何度試しても外れなくて…。パソコンのバグでした。すみません。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: e6da269ced (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です。ルールをちゃんと守りましょう (2018年8月21日 15時) (レス) id: 899b0bd042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 兎 | 作成日時：2018年8月21日 13時
