六章 [You're so beautiful] ページ6
MINGHAO side
JEONGHAN「ハオ？起きて？」
MINGHAO「んん…？」
いつの間にか眠っていたらしい。
目の前には心配そうな顔をしたハニヒョンがひたすらに僕の名前を呼んでいた。
急いで起き上がろうとしたらふら付いてしまってハニヒョンに持たれかかってしまう。
MINGHAO「あ…ごめんなさいっ」
JEONGHAN「ううん。大丈夫なんだけど、俺の部屋来ない？久々に二人で何かしようよ」
MINGHAO「あ…はい…」
久しぶりにあの愛おしい香りがする部屋へいける。
楽しみなハズなのに何故か体が重たかった。
一歩一歩が重く感じて今にも泣き出してしまいそうだった。
何故かはわからないが。
((ガチャ…))
ゆっくりと開く真っ白な扉。
その奥にはヒョンらしい、レースのカーテンだとか白いシーツのベッドだとかが広がっていて、少し口角が上がってしまう。
今見ればヒョンの部屋は僕が上げたもので溢れ返っていた。
僕があげた香水、カーテン、鏡、花…。
何もかもが僕に染まっていた。
ヒョン、彼氏さんいるのにな、なんて感じてしまう。
JEONGHAN「ハオこっちおいで」
そういって自分の横をトントンと叩くヒョン。
時折、ニコッと笑うのだが僕にはただの天使にしか見えない。
そんなヒョンのおかげで僕はここまで優しく人に接せるようになった。
ヒョンの隣に座ると、ベッドがギシッときしんだ。
ヒョンはそんな僕を誘うように頬をなでてくる。
けれど今は、と拒否した。
その代わりに深く、キスだけする。
JEONGHAN「ん…んんっ…、ハ、オ…っ」
MINGHAO「ん、？」
JEONGHAN「も、やだっ、キスだけじゃ、…」
MINGHAO「今日は…ごめんなさい。けど明日なら出来ますから」
そういうと子犬のように眉を下げる。
そんなのも愛おしくて髪をクシャっとなでた。
JEONGHAN「うん…あ、ハオもう時間だよ」
MINGHAO「本当だ、それじゃあ行ってきます」
JEONGHAN「行ってらっしゃい。ご飯食べておいで」
その優しい声を後にハニヒョンの部屋を出た。
それと同時に甘い僕の大好きな香りはなくなって、少し涙が出てきてしまいそうになるのをグッと堪える。
自分のかばんを見つけて、肩にかけ、すぐに部屋を出た。
玄関で座り込んで靴を履いているとどこからか足音が聞こえる。
ハニヒョンだ。可愛いなぁ…。
JEONGHAN「ハオ！出来れば、でいいから、早く帰ってきて…」
MINGHAO「はい、わかりました」
そう笑顔で告げて、家を後にした。
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いろは (元 凜)(プロフ) - 面白いです！こういう設定の物好きなので読んでて面白かったです！ (2019年6月10日 18時) (
レス) id: d1b938189b (このIDを非表示/違反報告)
ARMYです！ - ハオヤー！ジュナー！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)
主 - 、さん» すみません。直しました。ちゃんと表示なくなっているでしょうか？フラグが何度試しても外れなくて…。パソコンのバグでした。すみません。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: e6da269ced (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です。ルールをちゃんと守りましょう (2018年8月21日 15時) (レス) id: 899b0bd042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 兎 | 作成日時：2018年8月21日 13時
