二章 [You're so beautiful] ページ2
手紙の差出人は 서 면호 という聞いたことも見たことも無い人からだった。
JUN「…誰だ？」
そういってウォヌを見ると目をそらされる。
今日は不機嫌らしい。
執事のウォヌは基本寝ているか、本を読んでいるか、どっちかだ。
第一、今日ここまで歩いてきたことに驚きを隠せなかった。
ウォヌは昔から一緒にいる執事だが、よく体調を壊しがちで俺とはあまり遊んでくれなかった。
それでも一番隣で俺のことを見てくれていた人だ。
WONWOO「ジュンフィ様…俺眠いです…」
JUN「あぁ、もう帰っていい。有難うな」
WONWOO「いえ。失礼しました」
ゆっくり音を立てずに閉められた扉の奥からコツコツと革靴の音がする。
真っ黒な机に座って、ウォヌから受け取った俺あての手紙をじっくり鑑賞した。
少し香水のにおいが染み付いている封筒。メイクをしているのかアイシャドウのラメが手紙のあちこちに付着していた。
…ということは何かの招待状なのか？
疑問に思いながらも封筒を専用のナイフで切っていく。
中に入っていたものをみて俺は頭をかなづちで叩かれたような衝撃が走った。
それは、俺と昔の弟との２ショット。
これは…ヨットだろうか…？
うっすらと覚えている家族全員での最後の旅行。
俺と２人で楽しく海水浴へ行ったような記憶がある。
ミンハオ…なのか？
衝撃に駆られながらも中に入っている便箋を取り出す。
そこには達筆な字で
＜お久しぶりです。ヒョン。＞
そうかかれていた。
…何で今頃…。
HOSHI「何しているんですか？ジュニヒョン」
JUN「うわっ！」
HOSHI「あ、すみません。部屋のドア開いてたもんで」
JUN「馬鹿か！？」
後ろから顔を覗かせたのはこれまた執事のホシだ。
ホシは俺の母の執事だが俺のほうが仲が良いような気がする。
いつものミルクティーを持って、ここまで来てくれていた。
JUN「有難う。ミルクティー」
HOSHI「いえいえ」
コトコトと音を立てて注がれるミルクティーの上品な香りは俺の角ばった心を丸くしてくれた。
家政婦みたいに何でもしてくれるホシはミンギュと並んで人気な執事だ。
HOSHI「御一緒してもよろしいですか？」
JUN「あぁ、いいよ」
そういうと待ってました、というように他の机から椅子を引っ張りだしてきて、俺の横にちょこんと座った。
それに座るや否や、俺の片手の中にある手紙を見て首をかしげる。
JUN「あぁ、これか？誰か知らないやつが書いたみたいで」
俺はそう呟いた
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いろは (元 凜)(プロフ) - 面白いです！こういう設定の物好きなので読んでて面白かったです！ (2019年6月10日 18時) (
レス) id: d1b938189b (このIDを非表示/違反報告)
ARMYです！ - ハオヤー！ジュナー！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)
主 - 、さん» すみません。直しました。ちゃんと表示なくなっているでしょうか？フラグが何度試しても外れなくて…。パソコンのバグでした。すみません。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: e6da269ced (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です。ルールをちゃんと守りましょう (2018年8月21日 15時) (レス) id: 899b0bd042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 兎 | 作成日時：2018年8月21日 13時
