片想いの行方 (ページ30)

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JH「おいおいおい…泣くなら酒は止めろ…酔いが回るの早いんだから。めんどくさくなりたくないよ…」

JS「本当世話が焼けるよ…」

そう言ってお水を差し出してくれるジス。なんだよう…優男だなあ…。ジョンハンなんてわたしに文句しか言ってくれないし…面倒くさがり屋なんだからもう…。

『終わりなんだろうなぁ～。部屋の荷物どうしろってのよ…』

部屋には沢山のウォヌの私物。家に来る度に増えていく。何これ～！って言うと、ウォヌは必要だと思ってって笑って答える。そうやって増えていったウォヌの物と2人の思い出。

『ん～…はあ。その思い出を踏みにじったのも全部わたしなんだよなあ～ああ。』

特別な事はしないけど、2人の時間を共有しようと決めた記念日。その記念日をほったらかして呑みに行って、挙げ句の果てに３年間片想いしてた人と同じ席って。

『いい気持ちはしないよなあ～ああ～過去の自分殴りたい…』

JS「怒ったと思ったら泣いて、泣いたと思ったら、沈んで。本当に忙しいね、A」

JH「…お前が悩んでるところで何も解決できないよ。ハッキリさせんなら少し強引でも、お前から行動しないとダメなんじゃん？」

『ジョンハナ……！どうしてそんな事を言えるようになったの…！』

JH「俺真面目だし？(笑)」

そう言って笑うジョンハン。ジョンハンの言う通りかもしれない。強引でもいい。こんなにグダグダしてるのも疲れるだけだもんね。

ありがとう、ジョンハナって言うと、ジョンハンは少し照れたように笑った。