脇役同盟。２

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「……なんでいんの？！」


『はあ？！待ってあげてた！ん！です！よ！』


私ばっか勝手なことしてるのに……？




「本当にごめん、ミンギュ」


『どこいってたの』



え、スルー？？

だいぶ今緊張しながら言ったんだけど？！



「ジス先生とたまたま会って…」


『…は？』


「え？」


『…Aってばかだわ』


「いやあなたに言われたくないです」


『…そうかも』




気づけば目の前は真っ暗


壁？じゃなくて………ミンギュ？！



わたし、抱きしめられてるの？！？




『だってさ？なんで俺春生まれなの？！って
思ったくらい、俺ばかだな〜って』


ミンギュに埋もれた顔をあげようとすると


だめ、と頭を掴まれてまた元に戻された



『…鈍感すぎない？体に鉛でも入ってんの？』


な、鉛だとおお？！？


「…さっきから何言ってるのかさっぱりわかんない」



はあ、とため息をついて私から離れるミンギュ



なにさっきまで当たり前みたいな感じで抱き締めたんですか？！



おかげで心臓発作起きそうなんですけど！！




『………っが………んだっつってんの！！』



「え？聞き取れない」


『は？！AってSなの？！』


「いやそっちがもぞもぞ喋るからでしょ！！！」

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