第22話「切ない夜明け」 ページ22
迫る夜明け。
「じゃあな。」
ルートはその場を去ろうとする。
「待って!」
わたしの声にルートは振り向いた。
片腕に銃を担ぎ、青い目を優しくこちらに向けて。
「あの…また、また会える?」
これで最後なんて嫌だ。
「ああ。きっと会えるさ。」
そしてルートは背中を向けて歩き出した。
「だが…」
立ち止まってルートはまた振り向く。
「ひとつだけ願うことを許されるなら、今と変わらない気持ちでまたAに会って、ウイスキーでも飲みたいな。」
お願いだから、それを言わないで。
「その時まで、またな。」
叫びたい気持ちをグッとこらえ、わたしは歩き出した。
切ない夜明けだった。
52人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スノーデイ(プロフ) - 鹿児島県さん» ドラゲナイてwwww (2015年3月31日 0時) (レス) id: 34f11f5ff1 (このIDを非表示/違反報告)
鹿児島県 - ドラゲナイw (2015年3月30日 23時) (レス) id: f608a12ad7 (このIDを非表示/違反報告)
スノーデイ(プロフ) - ヘタ厨なお馬鹿さん*世界領さん» わざわざ新作を楽しみにしてくださってたなんて嬉しいです!これからも更新がんばります!! (2015年2月25日 20時) (レス) id: 34f11f5ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ヘタ厨なお馬鹿さん*世界領(プロフ) - スノーデイさんの新作楽しみにしてました!!更新がんばってください!! (2015年2月25日 20時) (携帯から) (レス) id: 9dc0406aee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スノーデイ | 作成日時:2015年2月25日 18時