第15話「ウイスキー」 ページ15
「あの…」
わたしはドイツ軍の塹壕に来た。
わたしたちの軍とは比べ物にならないほどボロボロだった。
これじゃ大きな砲撃にでもあったら一発で砕け散りそうだし。
「これ、よかったら飲んでください。“クライヌリッシュ”という、イギリスのウイスキーです。」
シルクのようななめらかさとスパイシーさを併せ持ち、深く静かな余韻が残ると評され、かつては供給が追い付かないほどの人気を誇ったウイスキーだから、きっとドイツ人にも「美味しい」って言ってもらえるかもしれない。
「ああ、ありがとう。」
ウイスキーを受け取ったその彼は、オールバックの金髪に空の色のような瞳を持った、とてもムキムキな人だった。
「俺はルートヴィッヒ。ルートでいい。で、こっちが俺の兄のギルベルトだ。」
ルートに言われて見てみると、そこにはすでに酔いつぶれたギルベルトがいた。
「わたしはA。日本から来たの。アーサーさんを補助するために。」
もともと望んで来たわけじゃないんだけど。
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スノーデイ(プロフ) - 鹿児島県さん» ドラゲナイてwwww (2015年3月31日 0時) (レス) id: 34f11f5ff1 (このIDを非表示/違反報告)
鹿児島県 - ドラゲナイw (2015年3月30日 23時) (レス) id: f608a12ad7 (このIDを非表示/違反報告)
スノーデイ(プロフ) - ヘタ厨なお馬鹿さん*世界領さん» わざわざ新作を楽しみにしてくださってたなんて嬉しいです!これからも更新がんばります!! (2015年2月25日 20時) (レス) id: 34f11f5ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ヘタ厨なお馬鹿さん*世界領(プロフ) - スノーデイさんの新作楽しみにしてました!!更新がんばってください!! (2015年2月25日 20時) (携帯から) (レス) id: 9dc0406aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スノーデイ | 作成日時:2015年2月25日 18時